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2012年12月28日金曜日

エヴァ新劇場版Qの感想とその他書評

・破ではビーストモードが衝撃的だったけれど、今回は鳥肌ものの描写がなかった。
 クジラくらいか。あの船、碇がないってのが良かったね。
・ストーリー・展開があざとい。マリはもちろん、クライマックスのエヴァバトルとか、やりたいこと見え見え。
・心理描写があまりに単調。シンジ君のウジウジがTV版や漫画版は共感できたのに、尺のせいか、苛立ってしょうがなかった。
・ホモ描写がくどい。カヲル回だからといっても、一般向けではない。
・一般人が出てこない非現実世界になったせいで、日常パート消失。
・映画に入りきれなかった最大の要因は、本編前の「巨神兵、現る」のせい。
 何あれ?舞城王太郎の言葉も、ジブリの特撮も、全然受け入れられなかった。

総評:つまらなかった……期待してたのに……
   とはいえやっぱアスカ最高!物腰から眼帯から、あとセクシーさが増してる!
結論:今回の映画はアスカが全て


最近の読書
 はずれ続きでした。
・『タンタンの事件ファイル 横浜「佐藤さん」殺人事件』鯨 統一郎
→・ABC殺人事件と同じオチかよ!  しかもラノベよりライト過ぎる書き方。
 つまらないギャグにありあえないキャラ。
 読み飛ばしまくって1時間で読めたけど、時間を無駄にした感は否めない。

・『埋もれた悪意』巽昌章
→犯人当ての古典的傑作と呼ばれているが、自分にはあまりに古すぎた。
 今ならよくあるネタでもあるし。
 クイズ:「AとBは顔がどう見てもそっくりだ。しかし『双子かい?』と聞くと、『違うよ』と答える。これは一体どういうことか?」
 意外な犯人を引っ張ってくるのは見事なのだが、その引っ張り方や、殺人動機がどうにも理解できない。ジェネレーションギャップか。
 同じ古典傑作なら、鮎川哲也の『達也が嗤う』の方がまだ良いと思う。
 ちなみに鮎川哲也の『誰の屍体か』『他殺にしてくれ』はマジで傑作だと思う。

・『龍の遺跡と黄金の夏』三雲岳斗
→本格ミステリじゃなくてラノベだった。
 浸透圧を使ったトリック自体は大規模で面白かったけれど、他の人間が通常経路で堀の向こう側に行かなかった理由が論破されてないと思うのだが。別にファンタジー設定もSF設定も構わないのだけど、解決がロジカルでなければ本格とはよびたくない。
 なによりいきなり「ドラゴン」とか出てこられても。。
 そしてオチ。ダニエル電池ってwそれくらい、龍狩り師が指摘する前に気づけよ研究チームw