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2011年5月1日日曜日
「瓜ふたつ」(ひろの みずえ)
ジャンル :ホラー
ストーリー:6
構成 :7
キャラ :7
イラスト :7
怖さ :8
総合 :7
ドッペルゲンガーを巡る小冒険!
自分と瓜二つの人間を見てしまう…
ドッペルゲンガーとかブロッケン現象とかって言われます。
それをホラーテイストに仕立て上げたのがこの本。
主人公の女の子・葵の兄が消えてしまう。
その時体験した奇妙な出来事…葵は瓜二つの兄の姿を見てしまうのだった。
それを友だちの直子に話した時、たまたま聞いていた同じ学年の男子中学生・海もまた、似たような奇妙な体験をしていた。海の彼女も消えてしまったのだ。
二人は一緒に兄と彼女を探し始めることになるのだが、次々と事の奇妙さが明らかになる。そして、ドッペルゲンガーを見てしまった葵もまた、ドッペルゲンガーになってしまい…!?
重層世界、幽界、幽体離脱、などなど
しっかりとした展開・話の進め方で、奇妙さに対する論理的な考察もなされており、やはり児童書は侮れません。むしろ子供相手に下手なごまかしは逆効果でうけないんでしょう。
でもってもちろん、何でもかんでも科学的論理的ってわけじゃなく、想像力豊かに夢を壊さないように、ファンタジックで空想的な要素も含める。絶妙なバランスです。
しかしまぁ、これは「ホラー」作品、読むと分かりますが、オチは怖ーいブラックです。不条理系。。
幾分かの考証の後、さあハッピーエンドに向かうぞ!ってところで、えええっ!?っとやられます。
とあるサイトに「子供の心に傷を与えるのは児童文学の重大な使命のひとつ」なんて書いてありましたが、確かに児童書とか絵本って、なかなかショッキングな作品が多いですよね…
そんなわけで「瓜ふたつ」、興味がある方は面白いのでどうぞー
児童書なんでサクッと読めますし♪
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