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2011年12月24日土曜日

夏と冬の奏鳴曲(ソナタ)


ジャンル   :ミステリ
ストーリー    :9
構成       :9
キャラ      :10
読みやすさ  :7
オチ     :7
青春     :10
総合       :9

まずあまりの分厚さに辟易するでしょう。でもそれ杞憂ね。
読む手が止まらずすぐ読了よ。
一つ注意。
これはオチの意味を解説してくれてない系なので、①読み込んで独力で真実を辿る②ググって真実を探る、のどちらかで。そこで気付く、大どんでん返しとカタルシス……

想像をはるかに超越したトリックは絶対に気付けませんが、この小説の素晴らしさは『青春』であり『人』です。もちろん、摩耶さんが思う所の『人間』ね。つまり、くっっっっそダーク!!

ラストの主人公の選択は、本当に残酷。だけどそれが、人間なのだろうな。認めたくないけれど。

何よりね、古い作品なのに下手なラノベより遥かに萌えが描けている驚き。
今全盛の萌え画を挿入して出版したら…と考えただけでブヒれちゃうw
とにもかくにも、トーリが可愛すぎるぜ、天真爛漫すぎるぜ、そして…残酷すぎるぜ泣

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